死を喰う犬(わたしの旅ブックス) - 小林みちたか
インド最北部ヒマラヤの西のはずれにあるラダック。そこには決して怒らない人々が暮らしている———。その言葉に誘われるようにラダックを旅した著者の贖罪と再生を描いた私小説的旅紀行。ラダックの街の道端で見つけた凍りついた犬の屍体。徐々に明らかになっていく旅の理由。ラダックの荘厳な自然と現地の人々のおおらかさに包まれながら過去から解放されていく著者の姿が描かれる。2020年度「わたしの旅ブックス新人賞」受賞作。
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『死を喰う犬』は、著者・小林みちたかさんの体験に基づいた私的旅行記です。ではあるのですが、まるで旅行のお話とは思えないタイトルですね。 いったいこの不穏なタイトルからどういう旅の物語が描かれるのでしょう。インド北部を舞台に、どんなストーリーが展開していくのでしょうか。 「わたしの旅ブックス新人賞」を受賞した要注目の一作。気になる物語の全容は、ぜひあなたご自身で探索してみてください。