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旅の効用 人はなぜ移動するのか - ペール・アンデション(著), 畔上司(訳)

インドを中⼼に世界を旅してきたジャーナリストが、 ⾃他の旅の記憶をていねいに辿りながら 「⼈が旅に出る理由」を重層的に考察するエッセイ。  なぜ人は何度でも、何歳になろうと旅に出るべきなのか。 それは旅こそが私たちにとって最⾼のセラピーであり、 ⾃分を育む⾏為にほかならないからだ。 旅好きも、旅が遠くなった⼈も必読の滋味あふれる旅論。 【スウェーデン発、欧州ベストセラー!】 (本書より引用) 不機嫌という病を治すにはまず、自分の安全領域から外に飛び出すことだ。 そうすれば、すべてをコントロールしなくても日々がうまく運んでいくと気づくこともある。 いったん異文化の中に身を置けば、足が地に着かなくなっても 「すべてうまく行くだろう」と信じることができる。 変化がなければ心は消耗する。だが新たな見方をするようになれば、新たな展望が開ける。 旅をすれば感覚が研ぎ澄まされ、世間や家庭内の状況に対して注意深くなる。 今まで無関心だったことにも、不意に何かを感じるようになるのだ。 今まで見えていなかったことが不意に見えてくるのである。 美しい言葉に言い直すとすれば、旅と遊牧民の生活様式こそイデオロギーだった。 旅は、前もって予見可能であってはならず、ページを開いた瞬間の 本のようでなければならなかった。 旅人は、自分が今から何と出会うか、誰と遭遇するかを知っていてはならなかった。

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